概要
- VRM-PL1.0は、VRMモデル(.vrm)に対するパブリックライセンスです。
ただし本文だけで完結せず、各VRMファイルに埋め込まれた License Settings(利用条件)と“セット”で最終条件が決まります。 - 商用利用は「License Settings」によって許可/不許可が決まります。本文は枠組みを用意し、商用許可・非商用限定といった指定はLicense Settings側で明示します。使う前に必ず該当VRMのLicense Settingsを確認してください。
VRM-PL1.0とは
- 対象:VRM形式の3Dアバターデータ(本文では Licensed Work Data)。
- 枠組み:ライセンサー(作者等)が、本文に沿ってどこまで認めるかを License Settings で指定 → 本文+設定 = あなたへの許諾条件。
- 本文で定義される主な概念:
- Model Use(アバターを操作して映像を見せる等・人格演技は含まない)
- Avatar Use(“その人格として振る舞う”利用=配信で自分の分身として使う等)
- Adapted Work(改変物)と Adapter’s License(あなたが改変部分へ課す条件) など。
- ライセンス原文:vrm.dev
https://vrm.dev/en/licenses/1.0/
商用利用はできる?
そのVRMの License Settings が「Commercial Use: Allow」等で明確に許可している場合に限り商用利用できます。「非商用のみ」等の指定があれば商用は不可です。まず該当VRMのLicense Settingsを必ず確認してください。
ライセンスの確認のチェックリスト
各VRMの License Settings(VRMMeta、VRoid Hub)を確認し、次を満たすかチェック:
VRMMetaとは(VRMファイル内部の「メタ情報」)
主にUniVRM(Unity用ツール)を使ってVRMファイルを作成・編集するときに設定します。
下記の場合などは、UniVRMでライセンスを確認することができます。
- 「外注先から納品されたVRMファイル」
- 「フリー配布サイトからダウンロードしたVRMファイル」
- 「VRoid HubからDLした他人のアバター」
ソースコード:GitHub
- UniVRM(Unity用ツール)MITライセンス
https://github.com/vrm-c/UniVRM
VRoid Hubとは(Pixiv運営の「配布プラットフォーム」)
VRoid HubではVRMMetaに含まれるLicense SettingsをGUIで表示・選択できるようになっており、内部的にはVRMMetaの内容を反映していますが、上書きや制限付きの設定になる場合があります。
VRoid Hubでは、主にVRoid Studio(Pixiv製)で作成されたアバター、もしくは、UniVRM(Unityツール)で作成・調整されたVRMファイルなどがアップされています。
[VRMファイル]
├── VRMMeta(モデル埋め込み情報)
│ └── License Settings(商用可否、再配布、なりすまし等)
│
└── ↑ VRoid Hubにアップロード → VRMMetaを元にしたGUI表示
└── 利用者がWebからライセンス条件を確認・申請License Settings:
- Commercial Use(商用):Allow/Disallow の指定どおりに従う。
- Personation(演者指定):
「作者のみ/明示許諾者のみ/誰でも」などの指定に合致しているか。配信や登壇など“人格として使う”場合はここが要。 - Redistribution / Modifications(再配布・改変):
再配布可否、改変物を配れるか、その際に必要なAdapter’s Licenseの条件(元より緩くしない等)を遵守。 - Prohibited Expression(禁止表現):
暴力・性的・反社会・宗教・政治など、設定でNG指定があればその用途は不可。 - Attribution(帰属表示):
表示義務が有効なら、作者名・ライセンス参照・免責表示・改変の明示等を記載。
VRMMetaのライセンスの確認例)

VRoidのライセンスの確認例)
VRoid Hub
https://hub.vroid.com


どう使う?(作者/利用者の実務フロー)
作者(配布側)
- Unity + UniVRMでVRM化し、VRMMeta → Licenseにて
Commercial / Personation / Redistribution・Modifications / Prohibited Expression / Attribution / Other URL等を設定。 - 配布ページにLicense Settingsの要約とVRM-PL1.0への参照を明記。
- プラットフォーム(例:VRoid Hub)に上げる場合は、Hub側の条件表示/反映仕様も確認。
利用者(使う側)
- 入手したVRMをUniVRMやビューアでMeta/Licenseを確認。
- 自分の用途(商用配信・ゲーム組込み・教材等)がLicense Settingsと合致するかチェック。
- 改変・再配布をするなら、Adapter’s Licenseの条件を満たし、必要に応じ表示義務を守って公開。
クレジット表記テンプレ(必要な場合)
Avatar © 2025 CreatorName — Licensed under VRM Public License 1.0 + License Settings(Commercial: Allow / Personation: Anyone / Redistribution: CC BY-NC-ND 4.0 / Prohibited: Sexual, Violent)
License: https://vrm.dev/en/licenses/1.0/
Model page: <配布ページURL>
(※実際はそのVRMのLicense Settingsに合わせて項目を置き換えてください。)
公式ドキュメント
- VRM Public License 1.0 本文(英語)
https://vrm.dev/en/licenses/1.0/ - VRM PUBLIC LICENSE 1.0(本文・公式)
https://vrm.dev/en/licenses/1.0/ vrm.dev - VRM PUBLIC LICENSE 1.0(PDF・公式)
https://vrm.dev/licenses/1.0/pdf/en.pdf - Model information / VRMMeta(UniVRM公式:License項目の場所)
https://vrm.dev/en/univrm/meta/univrm_meta/ - VRoid Hub:VRMライセンスとHub条件の関係
https://vroid.pixiv.help/hc/en-us/articles/360016417013-About-VRoid-Hub-s-conditions-of-use-and-VRM-license - VRoid Hub:VRMのライセンスデータ(注意点)
https://vroid.pixiv.help/hc/en-us/articles/360014193033-About-license-data-for-VRM-files
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