VRoid Studio とは?pixiv が提供する「3Dアバター制作ソフト」

目次

VRoid Studio とは?

VRoid Studioは、pixiv が提供する「3Dアバター制作ソフト」で、絵が描けなくても直感的に「オリジナルの3Dキャラクター(VRM)」を作成できます。

  • 無料 / 商用利用可(条件あり)
  • VRM形式で書き出し → VTube、VRChat、Unity、Webアプリで使用可能
  • Windows / macOS 両対応

ダウンロード

出典:https://vroid.com/studio

ダウンロードしたインストーラーを起動し、インストールディレクトリを指定してインストールします。

VRoid Studio の基本的な使い方

① 新規キャラクター作成

  1. 起動後「新規作成」
  2. 「男性 / 女性」ベースを選択(後で変更も可能)

② モデルの編集画面

編集画面は大きく分けて以下のタブに分かれています:

タブ内容
目・鼻・口・輪郭などをスライダーで調整
髪型ベーススタイル or 自分で「毛束」を描いて追加も可能
体型背丈、頭身、胸囲、手足の長さなどを細かく設定
服装制服、Tシャツ、スカート、パンツなどプリセットあり
テクスチャ髪・顔・服などに直接ペイントできる(ペイントモード)
出典:VRoid Studio 編集画面

③ テクスチャ編集(こだわりたい人向け)

  • レイヤー構造:Photoshopのように重ねて編集可能
  • 左右対称モードあり
  • PNG画像を読み込んでカスタムデザインにも対応

④ 表情・ポーズの確認

  • モデルが表情を動かしてくれる「表情テスト機能」
  • 簡易ポーズも確認可能(腕を上げたり)

⑤ エクスポート(VRM出力)

概要

  1. 画面右上「エクスポート」→「VRMで出力」
  2. 名前・著作情報・ライセンス設定(商用可/不可など)を入力
  3. .vrm ファイルとして保存

手順詳細

作成したキャラクターまたはサンプルモデルを選択します。
(サンプルモデルの場合は、各モデルの利用条件をご確認ください)

ダウンロードアイコンをクリックして、 「VRMエクスポート」を選択します。品質やオプションを選択して「エクスポート」します。

VRoid編集」、または「着せ替え機能」からVRMエクスポート

項目VRoid編集からエクスポート着せ替え機能からエクスポート
出発画面「人物」編集モード(髪・顔・体など)「コーデ」着せ替え画面
エクスポート対象ベースアバター全体(髪・体・服含む)現在の着せ替えコーデ(服装や表情状態)
保存内容モデル構造、ボーン、マテリアル、揺れ物設定、表情設定ベースモデル+選択中の服・アクセサリ組み合わせ
メリットパラメータ全保存、完全版VRMが作れるコーデごとに別VRMをすぐ出力できる
デメリット毎回設定が反映されるまで時間がかかる髪や体の編集をしても反映されない場合がある
用途向きモデルの「正式版」「汎用アバター」作成衣装バリエーションや展示用出力

用途によりどちらからエクスポートするかを検討

目的推奨
WordPressやVRChatなど、最終的に公開・利用したいアバター編集モードからエクスポート
複数衣装を作って展示やSNS投稿用にしたい着せ替えモードからエクスポート
揺れ物・表情を完全に活かしたい編集モード

注意点(仕様上の違い)

項目VRoid編集からエクスポート着せ替え機能からエクスポート
Spring Bone(揺れ物)設定✅ 反映される❌ 一部リセットされる場合あり
BlendShape(表情設定)✅ 保存・反映⚠️ 表情固定で出力される場合あり
ライセンス情報(VRM Meta)✅ 設定可✅ 同じ設定引き継ぎ
モデル構造✅ ベースの人物構造を完全保持⚠️ 一部パーツ統合・再生成される
複数衣装作成手動で切替後エクスポートコーデ単位で簡単出力可能

VRoid編集からエクスポートの場合

各項目を設定します。

透明メッシュを削除する、について
削除すると描画負荷は減りますが、グラデーションや透過効果も一緒に失われる可能性があります。
髪やまつげなどに透過(αブレンド)を使っている場合などはこの項目をオフにします。

着せ替え機能からエクスポートの場合

出典:VRoid Studio

エクスポートの設定

名前・著作情報・ライセンス設定(商用可/不可など)を入力します。

テクスチャのエクスポート方法

レイヤーなどをエクスポートします。
髪型/服など素材を使う場合は、各素材の利用条件を必ず確認するようにしましょう。

活用例

用途使用ツール例
VTuber配信VSeeFace, 3tene, Animaze
3Dゲーム・アプリUnity(+ UniVRM)で読み込み
VRChatVRChat用にアップロード(要Unity編集)
WebアバターWebXR / WebGL / three.js等のVRM対応ビューア

商用利用・著作権について

  • 自分で作ったキャラ → 自由に使える(ライセンス設定に注意)
  • 髪型/服など素材を使う場合 → 各素材の利用条件を必ず確認
  • VRM出力時に設定する「ライセンス情報(VRMMeta)」が他者にも影響
  • VRoid Studioで作成したメッシュやテクスチャを変形・合成した3Dモデル、アバター、アイテムを生成・出力できるアプリケーションを作成する場合は、pixivから別途ライセンスを取得する必要があります。ただし、このようなプログラムをご自身でのみ使用する場合は、この制限は適用されません。

VRoid Studio正式版で作ったモデルは、商用利用できます。

ピクシブは、VRoid Studio正式版を使って作成した出力したアバター、テクスチャ等を、創作したあなたに、あらゆる目的で自由に利用していただきたいと考えております。

VRoid Studio個別利用規約では、ピクシブに著作権等その他の権利があるデータに関しても原則としてあらゆる目的・方法での利用を広く認めており、個人法人問わず、販売や商用利用をすることもできます。

引用元:公式ガイド: VRoid Studio正式版で作成したモデルは商用利用できますか?https://vroid.pixiv.help/hc/en-us/articles/4405813333657-Can-I-use-the-models-created-with-VRoid-Studio-Stable-Ver-for-commercial-purposes

公式リンクまとめ

名称URL
VRoid Studio(公式DL)https://vroid.com/studio
VRoid Hub(共有・配布)https://hub.vroid.com/
利用ガイド(FAQ)https://vroid.pixiv.help/
コミュニティ・素材配布BOOTH:https://booth.pm/ja
ニコニ立体:https://3d.nicovideo.jp/
VRoid Studio VRoidをはじめようhttps://vroid.pixiv.help/hc/ja/articles/4405597663385-VRoidをはじめよう
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この記事を書いた人

AIアーティスト | エンジニア | ライター | 最新のAI技術やトレンド、注目のモデル解説、そして実践に役立つ豊富なリソースまで、幅広い内容を記事にしています。フォローしてねヾ(^^)ノ

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