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Rustとは?
Rust(ラスト) は、高速、安全、並行処理に強い ことを目指して設計されたオープンソースのプログラミング言語です。
- 開発元:Mozilla Research
- 最初のリリース:2010年
- 現在はRust Foundationが中心に開発・運営
Rustの特徴
特徴 | 説明 |
---|---|
メモリ安全性 | CやC++のようにポインタを直接使わず、安全にメモリ管理ができる。ガベージコレクションなし。 |
高パフォーマンス | コンパイル後の実行速度が非常に速い。C++に匹敵する性能を持つ。 |
並行処理のしやすさ | スレッド間のデータ競合をコンパイル時に防ぐ仕組みがある。 |
エラー管理が厳密 | 例外(throw/catch)がなく、Result型によるエラー処理を強制するのでバグが減る。 |
モダンな文法 | パターンマッチ、型推論、モジュールシステムなど、現代的なプログラミングスタイルに対応。 |
オープンソース | MIT License + Apache License 2.0のデュアルライセンス。自由に利用・改変・商用利用が可能。 |
ライセンス情報:
Rust プログラミング言語と、この Web サイトを含むその他のすべての公式プロジェクトは、通常、二重ライセンスです。
https://www.rust-lang.org/policies/licenses
Rustの用途
- システムプログラミング(OS、ブラウザのエンジンなど)
- WebAssembly(WASM)開発
- ネットワークプログラム(サーバー、ミドルウェア)
- 組み込み開発(IoTデバイス)
- セキュリティが重要なソフトウェア(例:仮想マシン、ブロックチェーン)
- 一般的なCLIツールやアプリケーション開発
有名な採用例:
- Firefox(Mozillaのブラウザ)
- AWS(Amazonのクラウドサービス内部でRust使用)
- Dropbox(ストレージの一部)
- Cloudflare(セキュリティ機能)
まとめ
Rustは
「C/C++に代わる、安全で高速な言語」を目指して作られた、
現代のプログラミング言語の中でも特に高品質・高信頼性志向の言語です。
特に
- クラッシュしないソフトウェアを作りたい
- 高速な処理が必要
- 安全な並行処理をしたい
といったニーズに向いています。
公式ドキュメント・リソース一覧
サイト名 | リンク | URL文字列 |
---|---|---|
Rust公式サイト | Rust公式サイト | https://www.rust-lang.org/ |
Rust公式ドキュメント(The Rust Programming Language) | The Rust Programming Language | https://doc.rust-lang.org/book/ |
Rustリファレンス | Rust Reference | https://doc.rust-lang.org/reference/ |
Rust Foundation(運営組織) | Rust Foundation | https://rustfoundation.org/ |
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