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PODとは?AIアーティスト必見!印刷業界における Print on Demand (POD)のマーケット紹介

Print on Demand(POD)は、注文が入った時点で印刷を行う仕組みで、在庫リスクの低減やカスタマイズ対応、迅速な納品といったメリットがあります。以下、印刷業界におけるPODマーケットの特徴と動向について解説します。

目次

PODとは?印刷業界における Print on Demand (POD)

1. PODの基本的な特徴

  • オンデマンド印刷
    必要な時に必要な分だけ印刷するため、大量印刷による在庫リスクや過剰生産の問題を回避できます。
  • カスタマイズ性
    個々の顧客の要望に応じたデザイン・仕様での印刷が可能となるため、セルフパブリッシング(自費出版)やオンデマンドグッズ、短納期のビジネス文書など、多様な用途に対応します。
  • デジタル印刷技術の進歩
    デジタル技術の発展により、小ロットでの高品質印刷が可能となり、従来のオフセット印刷に比べても柔軟な運用が実現しています。

2. 市場の動向と成長要因

  • グローバル市場の拡大
    世界的には、電子商取引の普及やセルフパブリッシング市場の成長、アパレルやグッズなど多岐にわたる分野での需要増加がPOD市場を牽引しています。
    • 一部の市場調査レポートでは、グローバルなデジタル印刷市場(PODを含む)が今後数年間で年平均成長率(CAGR)5~10%程度で成長すると予測されており、印刷業界全体のデジタルシフトの一翼を担っています。
      ※なお、具体的な数値や成長率は調査機関やレポートごとに異なるため、詳細な統計は各公式の市場調査レポートをご確認ください。
  • 日本国内の状況
    日本でも、従来の大量生産型印刷から、必要な時に必要な分だけ印刷するオンデマンド方式へのシフトが進んでいます。
    • 出版業界では、個人作家や小規模出版社によるセルフパブリッシングの普及に伴い、PODの利用が拡大しています。
    • また、企業向けのプロモーションツールやカスタムグッズの印刷需要も増加しており、中小企業やスタートアップにとってコスト効率の良いソリューションとして注目されています。

デジタル印刷市場規模

出典:https://www.emergenresearch.com/industry-report/digital-printing-market

POD 書籍(セルフパブリッシング)のプラットフォーム紹介

本や雑誌をPODで販売したい場合のプラットフォームです。

Amazon Kindle Direct Publishing(KDP)

特徴

  • 世界最大級の書籍販売プラットフォーム「Amazon」でPOD書籍を販売可能。
  • 紙の書籍(ペーパーバック)と電子書籍の両方に対応
  • ISBNを無料提供(独自ISBNの使用も可能)。
  • 収益は電子書籍で最大 70%、印刷書籍で最大 60%(Amazonの販売手数料を差し引いた金額)。

公式サイト
Amazon Kindle Direct Publishing
https://kdp.amazon.com/

楽天ブックス(楽天POD)

特徴

  • 日本市場向けのPOD販売に特化。
  • 楽天市場や楽天ブックスと連携して販売可能。
  • 大手書店(紀伊國屋、三省堂など)との提携があり、日本国内での販売網が強い。

公式サイト
楽天POD
https://books.rakuten.co.jp/event/book/pod/

Lulu(ルル)

特徴

  • AmazonやBarnes & Nobleなどの複数のストアで販売可能
  • 書籍のサイズや紙質などのカスタマイズが自由。
  • PDF・EPUB対応、カバーのデザインも自由。
  • Shopify向けのアプリ「Lulu Direct」を提供しており、ユーザーは自身のオンラインストアと連携して書籍の販売・印刷・配送を効率的に行うことが可能です。

公式サイト
Lulu
https://www.lulu.com/
Lulu Youtube :
https://www.youtube.com/@luludotcom/videos
Lulu Direct(shopify)
https://apps.shopify.com/lulu-direct

POD アパレル・グッズ向け のプラットフォーム紹介

Tシャツ、マグカップ、ステッカー、ポスターなどの販売をしたい場合のプラットフォームです。

Printful(プリントフル)

特徴

  • ShopifyやEtsyと連携し、独自ECサイトを作れる。
  • Tシャツ、帽子、スマホケース、バッグなど幅広いPOD商品に対応。
  • 注文が入ると自動で印刷・発送されるフルフィルメントサービスあり。

公式サイト
Printful
https://www.printful.com/

Teespring(Spring)

特徴

  • YouTube・TikTokInstagramと連携可能
  • Tシャツ、パーカー、マグカップなど多数のアイテムに対応。
  • 在庫を持たずに販売できるのでリスクが低い。

公式サイト
Teespring
https://www.teespring.com/

Redbubble(レッドバブル)

特徴

  • アーティスト向けのPODプラットフォーム
  • アート作品をTシャツ、ポスター、ノート、スティッカーなどにプリントして販売できる。
  • 欧米市場に強い

公式サイト
Redbubble
https://www.redbubble.com/

総合PODプラットフォーム

書籍、アパレル、グッズなど複数ジャンルでPODをしたい場合。

Zazzle(ザズル)

特徴

  • カスタムグッズ(Tシャツ、名刺、文房具、マグカップなど)のPODが可能
  • デザインをアップロードするだけで販売できる。
  • 販売価格を自由に設定でき、利益率を調整できる

公式サイト
Zazzle
https://www.zazzle.com/

ECサイトと連携できるPOD

自社ECサイトを持っている場合、ECプラットフォームと連携できるPODサービスを利用するのもおすすめ。

Gelato(ジェラート)

特徴

  • 世界各国に印刷工場があり、配送コストを抑えられる
  • Shopify、WooCommerce、Etsyと連携可能。
  • 環境に優しい印刷を採用。
  • フルフィルメントサービスあり。

公式サイト
Gelato
https://www.gelato.com/

まとめ

カテゴリーサービス名特徴
書籍販売向けAmazon KDP最大手・紙と電子書籍対応
書籍販売向け楽天POD日本市場向け
アパレル・グッズ向けPrintfulShopifyやEtsyと連携
アパレル・グッズ向けTeespringYouTube・TikTok・Instagramと連携
アート作品・デザイン向けRedbubble海外市場向け
アート作品・デザイン向けZazzle海外市場向け
ECサイト連携Gelato海外市場向け

PODサービスは用途に応じてさまざまな種類があります。「書籍販売」「アパレル・グッズ」「アート作品」「ECサイト連携」など、あなたの目的に合ったサービスを選んで、ビジネスやクリエイティブ活動に活かしてみてください。

参考

デジタル印刷市場の成長予測に関する市場調査レポート

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この記事を書いた人

AIアーティスト | エンジニア | ライター | 最新のAI技術やトレンド、注目のモデル解説、そして実践に役立つ豊富なリソースまで、幅広い内容を記事にしています。フォローしてねヾ(^^)ノ

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