それぞれの選択肢(「バナー広告」「Multiplex広告」「関連する検索」)を有効化する際には、次のような注意点があります。
目次
1. バナー広告
概要
ページのメインコンテンツ内や上部・下部などに配置される、最も一般的なディスプレイ広告。
注意点
- レイアウト崩れに注意: SWELLやWordPressテーマによっては、広告タグを挿入する位置によって表示が崩れることがあります。レスポンシブ対応のコード(例:
data-ad-format="auto")などを使用。 - ポリシー遵守: Googleの「コンテンツと広告の区別」に従い、広告とコンテンツの境界を明確にする必要があります。
参考(公式)
Google AdSense ヘルプ – 広告ユニットの作成
https://support.google.com/adsense/answer/9274522?hl=ja
2. Multiplex広告
概要
グリッド状に表示されるネイティブ広告(例:関連記事風のカードタイプ)。
注意点
- ネイティブ広告の外観: サイトデザインと自然に馴染むため、コンテンツと誤認されないよう「広告」ラベル表示が必須。
- ページ速度への影響: グリッド形式はJavaScript読み込みが多いため、CLS(レイアウトシフト)やLCP(読み込み速度)に影響しやすい。
- 配置数の制限: ページあたり広告ユニットが多すぎるとポリシー違反・広告配信停止のリスク。
参考(公式)
Google AdSense ヘルプ – Multiplex 広告について
https://support.google.com/adsense/answer/9189566?hl=ja
3. 関連する検索
概要
サイト内に「検索ボックス+広告付き検索結果」を表示するユニット(旧カスタム検索広告)。
注意点
- サイト内容と関連するキーワードが表示されるため、ユーザー体験を損なわない場所に配置。
- 検索結果ページが自動生成される場合、SEO的にインデックス除外推奨(
noindex設定)。 - クリック単価は高めだが、検索結果が外部リンクになるため、直帰率上昇に注意。
参考(公式)
- Google AdSense ヘルプ – 関連する検索の概要
https://support.google.com/adsense/answer/10233819?hl=ja noindexを使用してコンテンツをインデックスから除外する
https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/block-indexing?hl=ja
総合的な実装ポイント
| 項目 | 推奨設定・注意点 |
|---|---|
| 広告表示の最適化 | 自動広告と手動広告を併用する場合、重複表示を避ける |
| モバイル対応 | スマホ・タブレットでのレイアウト崩れを確認(特にMultiplex) |
| PageSpeed対策 | 広告スクリプトの読み込みを<head>ではなく<body>内に遅延読み込み |
| テスト環境 | AdSenseコードは本番環境のみ有効(ステージング環境でテスト不可) |
| ポリシー違反防止 | コンテンツとの誤認・不適切配置・過剰広告比率を避ける |
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