macOSでGatekeeperの情報を確認するためのコマンドは、spctl
コマンドを使用します。spctl
(Security Policy Control)は、Gatekeeperの設定状態やポリシーを操作・確認するためのコマンドラインツールです。
目次
Gatekeeperの情報確認コマンド一覧
1. Gatekeeperの現在の状態を確認
spctl --status
出力例
assessments enabled
: Gatekeeperが有効。assessments disabled
: Gatekeeperが無効。
2. Gatekeeperのポリシーを一覧表示
spctl --list
結果
現在のGatekeeperのルールや許可された例外のリストが表示されます。
3. 特定アプリケーションの評価(署名チェック)
特定のアプリケーションがGatekeeperのポリシーに適合しているか確認します。
spctl --assess --type execute /path/to/app
結果例
- Accepted: アプリケーションが承認されている。
- Rejected: アプリケーションが拒否されている。
4. Gatekeeperの例外設定の追加
特定のアプリケーションをGatekeeperの例外として許可します。
spctl --add /path/to/app
5. Gatekeeperを無効化
Gatekeeperのセキュリティチェックを無効にします。
sudo spctl --master-disable
無効化後、Gatekeeperの設定に「すべてのアプリを許可」が表示されるようになります。
6. Gatekeeperを再有効化
Gatekeeperを有効に戻します。
sudo spctl --master-enable
7. Gatekeeperによる制限のリセット
Gatekeeperに関連するすべてのルールやポリシーをリセットします。
sudo spctl --reset-default
注意事項
- Gatekeeperを無効化すると、マルウェアや不正なアプリケーションからの保護が弱まるため、慎重に判断してください。
- 特定のアプリケーションを許可する場合、信頼できるソースから取得したものか確認してください。
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