DNS設定
DNS設定は、管理しているドメインや利用しているサービスに応じて以下の場所で行います。具体的には以下のような場所が一般的です。
1. ドメイン管理会社(レジストラ)
ドメインを購入した会社(例:お名前.com、ムームードメイン、Google Domainsなど)の管理画面で設定します。
- 設定内容:
- ネームサーバー(NS)の設定
- Aレコード、CNAMEレコード、MXレコードなどのDNSレコード
- 例: サイトのホスティングサーバーやメールサーバーを設定。
お名前.com のDNS設定の変更手続きの反映時間の目安
ネームサーバーの変更 : 数時間から72時間程度
DNSレコードの登録、変更、追加、削除 : 数時間から24時間程度
お名前.com 【ドメイン】DNS設定の変更手続きをしてから有効になるまでの期間は?
https://help.onamae.com/answer/8081
2. レンタルサーバーの管理画面
レンタルサーバーを利用している場合、提供される管理画面でDNS設定を行うことができます。
- 設定例:
- X ServerやConoHa VPSのDNS設定
- 独自ドメインを利用するウェブサイトのIPアドレス(Aレコード)を指定
ただし、レンタルサーバーによっては、DNS設定を行えない場合があります。
「ロリポップのDNS」はお客様任意のレコード情報を設定することができません。
3. クラウドサービス(例: AWS, Google Cloud, Azure)
クラウドプロバイダーのDNSサービスを利用する場合、専用の管理画面やCLIで設定します。
- AWS Route 53:
- ホストゾーンにDNSレコードを設定
- Google Cloud DNS:
- ドメインゾーンを作成し、必要なレコードを追加
- Microsoft Azure:
- DNSゾーンリソースにレコードを設定
4. CDNサービス(例: Cloudflare)
ドメインがCDNサービス(CloudflareやAkamaiなど)に設定されている場合、そちらの管理画面でDNSを設定します。
- 例:
- Cloudflareを使ってAレコード、CNAMEレコードを設定
- 高速化やセキュリティ設定も併せて行える
5. 独自で構築したDNSサーバー
自分でDNSサーバー(例: BIND, PowerDNS)を構築して管理する場合、サーバー上で設定ファイルを編集します。
- 例:
- BINDの
/etc/named.conf
を編集
- BINDの
DNSの反映状況を確認する方法
DNS設定を変更した後、その反映状況を確認するためには、以下の方法があります。
コマンドラインツールを使用する方法:
nslookup
コマンド: 指定したドメイン名のDNS情報を取得できます。
使用例:
nslookup example.com
詳細: このコマンドは、指定したドメインのIPアドレスや他のDNSレコードを表示します。
dig
コマンド: より詳細なDNS情報を取得できる強力なツールです。
使用例:
dig example.com
詳細: dig
は、クエリの結果や権威サーバーの情報など、詳細なDNS情報を提供します。
オンラインツールを使用する方法:
DNS伝播チェッカー: 世界中の複数のDNSサーバーからの応答を確認できます。
使用方法:
DNS伝播チェッカーのウェブサイトにアクセスします。確認したいドメイン名を入力し、検索を実行します。各国のDNSサーバーからの応答結果が表示され、反映状況を確認できます。
詳細: このツールを使用することで、DNS設定が世界中のDNSサーバーにどの程度反映されているかを確認できます。
外部:Nslookup Tool DNS伝搬チェッカー
これらの方法を活用して、DNS設定の反映状況を確認してください。
コメント
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